(写真は墓石が立つ前のものです。ご利用の際には個々に墓石が立ちます)
薬師堂裏の「個人永代供養墓」は、個人でご利用できることを目的とした小型の永代供養墓です。
しかし、正光寺に新規に永代供養墓を申し込みになる方の多くは「できるだけ縁のある方と一緒にいたい」との意見が多く、夫婦墓をお求めになる方が大半でした。
そのような利用状況を含め、今まで通り個人で利用できる個人永代供養墓はそのままに、向かって左手側に新しい夫婦墓を建立いたしました。
今後の利用状況も鑑みて、反対側にも追加建立の予定です。
昨今の家族構成や生活スタイルを見ますと、核家族化が進み、親族同士の付き合いも少なくなってまいりました。しかしながら、「家族」という関係がなくなったわけではなく、むしろ何かの時には一緒にいたいという気持ちがより強くなったのではないかと感じました。
浄土宗のご本尊の阿弥陀如様は、亡くなった後の再会の場でもある極楽浄土を構え、お念仏を称えて先立たれた方々がご一緒になる場を作ってくださいました。
生きているうちは、なんとなく恥ずかしさや世代間の考えの違いなどによって共に過ごすことが難しいかもしれませんが、仏の世界に旅立ちの際にはたくさんの人々に会えることをどうぞお心に留めていただければ幸いです。
個人永代供養墓につきましては、こちらをご参照ください。